モーリス・ラクロア アイコンとは?自動巻き39mm・42mmの違いと選び方

実物写真準備中。掲載可能な写真を確認しています。 ブランド・モデル
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モーリス・ラクロアのアイコンは、ベゼルに配された6つの「爪」と、ケースからブレスレットへつながる輪郭が特徴の時計です。丸い文字盤の周囲に立体的なアクセントがあるため、ケース径だけでなく、腕元でどのような形に見えるかも選ぶポイントになります。

本記事では、ブルー文字盤・スティール製ブレスレットを備える39mmのAI6007-SS002-430-1と、42mmのAI6008-SS002-430-1を比較します。公式掲載仕様では両者の機能や駆動時間に共通点が多く、大きいほうを機能面の上位モデルと考える比較ではありません。

情報確認日:2026年10月23日。対象型番の公式資料に基づく解説です。実機着用や精度測定を行ったレビューではありません。クォーツ、スケルトン、クロノグラフなどへ仕様を一律に当てはめません。

カリプソを原型に、2016年に登場したアイコン

公式年表では、1990年代のカリプソがアイコンの着想源とされ、アイコンは2016年にクォーツモデルとして初めて発表されています。現在の自動巻きモデルだけを見て、シリーズが当初から同じ機械を搭載していたと考えないことが大切です。[3]

歴史を知る際は、シリーズ名が登場した年と、購入する型番の仕様を分けて読みます。中古品を探す場合も、商品名の「アイコン」だけで判断せず、型番の末尾まで確認するとサイズや仕様の取り違えを防げます。

39mm・42mmの比較表

比較項目39mm42mm
型番AI6007-SS002-430-1AI6008-SS002-430-1
ケース径39mm42mm
ケース厚11mm11mm
ムーブメント自動巻きML115自動巻きML115
パワーリザーブ約38時間約38時間
表示時・分・秒、3時位置の日付時・分・秒、3時位置の日付
防水表記20気圧20気圧
ケース/ブレスレットステンレススティールステンレススティール
ブレスレット幅の公式表記23mm25mm
文字盤ブルー、クル・ド・パリ装飾ブルー、クル・ド・パリ装飾
日本公式掲載価格(税込)346,500円346,500円

出典:日本向け公式製品ページ[1][2]。価格は2026年10月23日の確認時点の掲載額で、販売店の価格・在庫・中古相場とは別です。ブレスレット幅は公式の欄名に従った数値であり、市販ベルトの取付寸法や互換性を保証するものではありません。

6つの爪と文字盤の凹凸を、別々に観察する

対象の二本では、6つの爪を持つベゼルと、クル・ド・パリ装飾の文字盤が共通しています。ケースとブレスレットにはサテン仕上げとポリッシュ仕上げが組み合わされています。[1][2]

実物を見るときは、まずベゼルの爪が輪郭にどう重なるかを見ます。次に文字盤へ視線を移し、細かな凹凸のある背景から針や日付窓を読み取れるかを確認すると、外装と表示を混同せずに見られます。強い照明での輝きだけでなく、落ち着いた光の下でも時刻を読んでみましょう。

「ブルー」という名称だけでは、自分が普段使う場所での見え方までは分かりません。文字盤の色と針のコントラスト、腕を少し傾けたときの反射を確かめることが、写真だけでは決めにくい部分を補います。

直径の3mm差を、ブレスレットまで含めて確かめる

今回の二本はケース厚が共通なので、39mmを選べば薄くなるという関係ではありません。また、ブレスレット幅の公式表記にも差があります。時計本体の丸い部分だけを切り離さず、ケースと最初のコマを合わせた輪郭で比較したい組み合わせです。

試着では、次の順で確認すると自分に合うサイズを整理できます。

  1. 正面:ケースとブレスレットの付け根が、手首の幅に対してどこまで広がるかを見る。
  2. 横:最初のコマが手首に沿って下がるか、ケースが浮いて見えないかを確かめる。
  3. 手首の裏:留め具の位置やコマ調整後の余裕を確認する。
  4. 普段の姿勢:机に手を置き、手首を曲げ、袖口との干渉を確かめる。

手首周りの数値だけで適正サイズを決める必要はありません。同じ周囲長でも手首の形は異なります。ケース径・縦・厚さと試着の確認点も参考に、正面と側面の両方から比べてください。

約38時間の駆動時間は、二本とも共通

今回比較する39mmと42mmは、どちらも公式仕様が約38時間です。サイズを大きくすることで、時計を外しておける時間が長くなるわけではありません。

例えば土曜の朝に外して月曜の朝に再び着けるなら、間隔は48時間になります。約38時間という仕様との比較では、その間に止まることを想定して、再使用時の時刻・日付設定を習慣に組み込むとよいでしょう。実際の残り駆動時間は、外す時点の巻き上がり具合や個体の状態にも左右されます。

中古個体なら、時刻合わせや日付表示の動作に加え、整備履歴を確認します。リューズの操作方法は対象個体の説明書に従い、販売店で一度実演してもらうと、購入後の扱いをイメージしやすくなります。

交換機構があっても、バンドの適合確認は必要

公式製品ページでは、二本ともイージーチェンジャブルシステムへの対応が示されています。[1][2]交換用ストラップも使いたい場合は、時計の型番と交換部品の品番を組み合わせて確認します。

「アイコン用」と書かれた商品でも、39mmと42mmでそのまま共用できるとは限りません。幅の数字だけで選ばず、取付部の形、留め具を含むセット内容、交換に必要な部品を販売店に聞いておきましょう。

中古のブレスレット仕様では、手首に合う長さがあるか、余りコマが付属するかも確認します。時計本体の購入額に加え、必要なコマや交換用バンドまで含めた金額を把握すると、比較する条件が揃います。

20気圧防水と、購入個体の防水状態を分ける

対象二本は20気圧防水、ねじ込み式リューズという公式仕様ですが、年数を経た個体が購入時にも同じ防水状態を保っているかは別の確認です。

メーカーのケア案内では、シールの経年変化や衝撃で防水性が損なわれる可能性を説明し、特に水に触れる機会が多い場合は正規サービスで年1回の点検を勧めています。また、水に入れる前にはねじ込み式リューズが閉じていることを確認するよう案内しています。[4]

水辺で使う予定があるなら、販売時の防水検査の有無と実施日を尋ねてください。外観がきれいなことや、防水表示が高いことだけを、購入個体の検査記録の代わりにはできません。

新品と中古は、保証と外装の状態を揃えて比較する

公式掲載価格では今回の39mmと42mmは同額です。まず外観と装着感で候補を絞り、その型番について販売店の条件を比較すると、サイズと価格の判断が混ざりにくくなります。

中古品では、ベゼルの爪やケースの縁、ブレスレットの面がどのように見えるかを確認します。傷の数だけでなく、仕上げ直しの有無や作業内容を尋ね、写真だけから研磨歴を断定しないようにしましょう。余りコマ、箱、保証書、整備明細も併せて確認します。

保証については、公式製品ページに2年保証の表示がありますが、中古や並行輸入の販売個体で、購入日から同じ保証が始まるとは限りません。メーカー保証の残存期間と、販売店が独自に付ける保証の期間・対象を分けて確認します。

将来の売却額は、今回の仕様比較だけから予測できません。ブランド名やシリーズの人気を価格保証と捉えず、使いたいサイズ、個体の状態、保証条件、必要な整備や部品を揃えて検討しましょう。

ケースからバンドへ続く形を見比べる関連記事

比較するときは、ベゼルの輪郭、ケースとの重なり、ブレスレットが曲がり始める位置を順に見ます。「一体感のある時計」という共通点から一歩進んで、好みの形を具体的に説明する手掛かりになります。

出典

  1. 日本公式:AI6007-SS002-430-1/39mm
  2. 日本公式:AI6008-SS002-430-1/42mm
  3. 日本公式:ブランド年表「私たちの旅」
  4. 公式:Care Advice/防水・リューズ・日常の扱い