バロン ブルー ドゥ カルティエとは?歴史・サイズ・クォーツと自動巻きの違い

実物写真準備中。掲載可能な写真を確認しています。 ブランド・モデル
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バロン ブルー ドゥ カルティエは、丸いケースと、その輪郭に包まれた青いリューズが特徴の時計です。角形のタンクやサントスとは異なり、ふくらみのある曲面が外観を形づくっています。

選ぶときに押さえたいのは、同じバロン ブルーでもサイズや型番によって機械と表示機能が異なること。この記事では誕生の背景をたどり、公式資料で確認できるスティール製の4型番を比較します。仕様の確認日:2026年10月7日(価格の確認日は価格欄に別記)。

2007年に誕生した、丸いカルティエ

カルティエの公式コレクション紹介によると、バロン ブルーの誕生は2007年。長い歴史を持つブランドのなかでは、比較的新しいコレクションです。公式説明は、丸い形に立体的な量感を与え、ケースの表裏にふくらみを持たせた設計を特徴として挙げています。出典:カルティエ公式コレクション紹介

時計を正面から見たとき、目に入るのは輪郭の一部に収まる青いリューズです。リューズを囲む金属のアーチと、それを避けるように曲がる文字盤側の意匠によって、左右対称の円に独特の表情が生まれています。名称だけで覚えるより、この3時位置の形に注目すると見分けやすくなります。

カルティエの時計全体の流れは、カルティエの時計史で紹介しています。

青いリューズは、すべて天然サファイアとは限らない

青い石はバロン ブルーを印象づける要素ですが、「青いからサファイア」と判断することはできません。今回比較する4型番では、公式の商品説明に合成スピネルを用いたカボション形のリューズが記載されています。風防に使われるサファイアクリスタルとは、部品も素材名も別です。

文字盤にも違いがあります。28mmのWSBB0067はシルバーカラーのオパライン仕上げ、33・36・42mmの比較対象はシルバーカラーのギヨシェ文字盤です。似た色でも仕上げの説明は同一ではありません。青い剣形の針、ローマ数字、リューズ周辺の曲線と合わせて確認すると、写真だけでは見落としがちな違いが分かります。各型番の出典は次の比較表に掲載しています。

円を平面の輪郭から、立体として見る

バロン ブルーの造形を眺めるなら、正面、斜め、側面という順で見ると特徴をつかみやすくなります。正面ではリューズを包むアーチが円に変化をつけ、斜めからは表側のふくらみが現れます。側面ではケース裏側の曲面も加わり、薄い円盤というより丸みを持つ塊として感じられます。公式が説明する表裏の凸面を、三つの向きから観察する見方です。公式・立体的な丸さのデザイン

青い石を囲む金属も、この連続した輪郭を作る要素です。ケースの外にリューズを単独で突き出させる代わりに、囲いを含めた輪郭として見せています。時刻を合わせる部品を造形に組み込んだ点を知ると、リューズが大きな目印になっている理由を理解できます。実際に試すときには、見た目と合わせて指を掛けやすいかも確かめたいところです。

オパラインとギヨシェは、光の表情から比べる

今回の28mmはオパライン、33mmはギヨシェという公式表記です。前者は面全体の柔らかな明るさ、後者は規則的な模様が生む細かな陰影に注目すると違いを捉えやすくなります。シルバーカラーという色の分類だけでは、針の背後にどのような表情があるかまでは伝わりません。公式・WSBB0067、公式・WSBB0044

この比較は仕上げの見え方を楽しむためのものです。「ギヨシェ」という記載だけで、手動の彫刻機による加工か、別の方法による模様付けかまでは確定できません。今回の公式仕様は、その製法の詳細まで説明していないため、手彫りという付加価値を推測していません。面の模様と青い針、周囲のローマ数字を一緒に見ることで、確認できる外観そのものを味わえます。

28・33・36・42mmを型番で比較

以下は公式ページで確認した4型番の比較です。全世代・全素材・全サイズを網羅する表ではなく、国内の販売状況を保証するものでもありません。サイズ名は商品説明の呼称を使っています。

呼称サイズ・型番機械文字盤・表示の特徴厚さ(商品説明)公式資料
28mm/WSBB0067クォーツオパライン文字盤、時・分9.35mm(メキシコ公式)WSBB0067
33mm/WSBB0044自動巻きギヨシェ文字盤、中央秒針10.49mmWSBB0044
36mm/WSBB0048自動巻きギヨシェ文字盤、中央秒針12.1mmWSBB0048
42mm/WSBB0049自動巻き・1847 MCギヨシェ文字盤、3時位置に日付13mmWSBB0049

4型番はいずれもスティール製ケースと交換可能なスティールブレスレット、サファイアクリスタル風防を備え、公式の防水表示は3気圧です。

数値を読む際には注意点があります。WSBB0067は「28mm」という呼称に対し、メキシコ公式の商品説明では直径28.6mmとされています。WSBB0049も商品説明は42mmですが、詳細仕様の寸法欄には44.1mmという別の数値があります。測定範囲が明確でないため、本記事では両者を同じ意味の直径として換算していません。ケースの厚さも地域別ページや記載欄で違いがあり、表はリンク先の商品説明を基準にしています。

クォーツと自動巻きは、サイズ名だけで決めつけない

この表では28mmがクォーツ、33・36・42mmが自動巻きですが、過去の仕様や別型番まで同じだと考えないことが大切です。中古品を調べる際は、商品名の「バロン ブルー」「33mm」だけでなく、型番と機械方式を一緒に確認します。

クォーツは電池を動力源として動き、自動巻きは腕の動きでぜんまいを巻き上げます。毎日の使い方を考えるなら、外したままにする期間や、使い始めるときの時刻合わせも比較のポイントになります。秒針の有無だけでは、コレクション全体の機械方式を判定できません。

今回の33mmと36mmは、公式詳細仕様にキャリバー1853と37時間のパワーリザーブが記載されています。42mmのWSBB0049は1847 MCで、詳細仕様のパワーリザーブは40時間です。これは各型番の仕様であり、バロン ブルーのすべての自動巻きモデルに当てはまる数値ではありません。満巻きからの公称値を、実際の装着時間だけで保証される持続時間とも混同しないようにしましょう。

日付が必要なら、文字盤と厚さも比べる

WSBB0049は3時位置に日付を備えています。リューズの青い石と日付窓が近い位置に集まるため、日付を持たない比較対象とは文字盤の見え方が変わります。

また、33mmから36mmへの違いは呼称直径だけではありません。今回の表では厚さも10.49mmから12.1mmへ変わります。腕の上で感じる存在感や袖口への収まりは、直径の差だけでは予想しにくい部分です。試着できる場合は正面に加え、横からの高さとブレスレットの落ち方を見ておくと比較しやすくなります。

男女の分類を先に固定するよりも、文字盤の読みやすさ、手首に対するケースの見え方、日付の必要性で候補を絞ると、自分の使い方に合う一本を探しやすくなります。

同じ機械を選んでも、同じ時計にはならない

33mmのWSBB0044と36mmのWSBB0048は、参照した仕様ではどちらも1853と公称37時間の持続時間です。それでも、ケース径と厚さは別の値になります。同じ機械だから外装も相似形で大きくなる、と考える必要はありません。機械の番号をそろえて比べることで、今度はケースの量感や文字盤の余白へ注意を向けられます。公式・33mmの機械と寸法、公式・36mmの機械と寸法

例えば、日付を必要としない場合は33mmと36mmで輪郭や文字盤の見え方を比べ、日付が欲しければ42mmのWSBB0049を別の候補として見る、という整理ができます。電池式の28mmを含め、単に大・中・小を選ぶのでなく、表示機能と動力の違いを先に整理することが、このコレクションを選ぶ面白さにつながります。

タンク・サントスとは、輪郭から比べる

カルティエのなかで候補を迷うなら、最初にケースの輪郭を見比べてみてください。バロン ブルーは円とふくらみ、タンクは縦に伸びる直線、サントスは角形の輪郭とビスが比較の入口になります。

同じローマ数字や青い針を備えていても、ケースの形で印象は変わります。ブランド名だけで選ぶ前に、タンクの歴史と特徴とサントスの歴史と特徴も見比べると、バロン ブルーの曲線が好みに合うか考えやすくなります。

中古品で確認しておきたい箇所

中古のバロン ブルーは、同じように見える個体でも型番や機械が異なる場合があります。比較の出発点を揃えるため、まず型番、機械方式、寸法、日付の有無を確認しましょう。

  • ケースとリューズ周辺:正面だけでなく側面の写真で、打痕や変形、石の欠けがないかを確認する。
  • ブレスレットとバックル:腕回りに合う長さか、余りコマがあるか、留め具の状態はどうかを確認する。
  • 機械と整備履歴:クォーツなら電池交換、自動巻きなら整備履歴など、記録の有無を販売店に確認する。
  • 型番と付属品:保証書などの記載と販売説明を照合し、不一致があれば理由を確かめる。

外観や付属品の有無だけで真贋や内部状態を断定することはできません。箱・保証書・付属品の確認点と購入前のチェックリストも合わせて参照してください。

バロン ブルーを選ぶ際は、丸いケースの印象に加え、型番ごとの機械、厚さ、日付の有無を揃えて比べるのが近道です。気になるサイズを見つけたら、仕様表と実際の装着感の両方で確かめてみてください。

国内販売店で確認した型番別の価格

価格確認日:2026年9月28日。アイアイイスズの商品ページに掲載された税込額です。メーカー公式サイトの価格と混同しないよう、販売店名を付けています。

2026年10月7日の再確認では同じ商品ページ内に異なる金額表示があったため、表は9月28日の記録として残しています。現在の見積額としては扱っていません。

対象・仕様価格区分・出典
WSBB0044
バロン ブルー ドゥ カルティエ ウォッチ 33 mm
1,108,800円国内販売店掲載価格(税込・アイアイイスズ)
価格の出典
WSBB0048
バロン ブルー ドゥ カルティエ ウォッチ 36 mm
1,188,000円国内販売店掲載価格(税込・アイアイイスズ)
価格の出典
WSBB0049
バロン ブルー ドゥ カルティエ ウォッチ 42 mm
1,333,200円国内販売店掲載価格(税込・アイアイイスズ)
価格の出典

33・36・42mmの自動巻きスティール仕様を比較する価格例です。本文のクォーツ28mm WSBB0067はこの表に含めていません。サイズに加えて、ムーブメントとベルトの構成まで照合してください。 掲載額は中古の成約額や買取額ではなく、在庫・納期・注文可否は販売店への確認が必要です。

価格・在庫・受付条件は変わることがあります。購入や依頼の際は、対象の仕様と最新の支払総額をご確認ください。